音楽を担当した「道成寺」と演出した「空にしずみ、海にうかぶ」の二つの公演無事終了しました。これほどタイプの異なる舞台公演が一週間のうち二作あったので大変でしたが、関わってくれたみなさまのおかげでとっても爽やかに気持ちよく終えることができました。そんな気持ちに比例してか、いつになく好評をえることができて嬉しい限りです。
uni-marca/ユニ・マルカ ライブ 8月2日
- 柴田暦 (vocal) -河崎純 (contrabass)
2014年8月2日(土)20:00start (19:15 open)
at:公園通りクラシックス(080-6887-5957)
渋谷駅徒歩4分/AppleStore向かい/山手教会B1F
http://k-classics.net/
charge:予約/2,700yen 当日/3,000yen
-----
真夏の夜は遅めのスタート。
土曜日だから、暑さがひいてから慌てずゆっくり出掛けてね。
サラリと軽く涼しげに。
夏らしいライブにするよ。
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ご予約は上記、公園通りクラシックスの電話、
サイト内予約ページ、または
talk.to.unimarca@gmail.com まで。
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uni-marca/ユニ・マルカ
英語と伊語による造語。「一商標」の意。
・uni[英語/接頭語]・・・一、単
・marca[伊語/名詞]・・・商標、会社名、印、マーク、ブランド
<ユニ・マルカ>基本情報、よろしければこちらでどうぞ
http://www.uni-marca.jp/
小さな喫茶店 (In einer kleinen Konditorei) 20140417
昨日は、8月2日のUni-Marcaライブのためのリハーサル。ヴォーカルの柴田暦さんとのこのユニットもずいぶん長い。もう15年近くだなぁ。ゆったりとマイペースに活動しています。ただ生きているだけでずいぶんいろいろなことを経験し、音楽や作品を作ることだけだって、ずいぶんと頭の中や身体の中にいろいろな経験や情報が蓄積されている。そしてこの現代の社会では情報と言えばかなり複雑かつ多様だから、そこに拘ったり囚われてしまっていることもあるわあけで、そういうことと上手くつきあって行くのはやはり難しいことです。
Uni-Marcaのリハーサルでも、いつも「我々、さすが長くやってきているだけあるな」とかいって自画自賛したり、なかなか新しい曲の、答え、アレンジが見つけることができず、うなったり。いま書いたように経験や知識や情報が蓄積されている分難しくなっている、ということもあるのだと思います。
今日、リハーサル中ファイルから楽譜をさがしていたら、CDのライナーノートもかいてくださった音楽文芸批評家の小沼純一さんが、かつてコンサートのチラシに
「ユニ・マルカは歌とコントラバスだけの不自由さが魅力的。でも、不自由さを手放さずに自由を手に入れるには?」
という言葉を書いてくださり、さすがに上手に言い表してくださるものだ、と思いました。そう、そのために、ずいぶん工夫しましたし、新しい工夫もしています。不自由さを自由に転換してしまう発想はいつだって私が生きる、創作をする支えですが、自ら「不自由を手放さない」とはどういうことでしょうかねぇ。その余裕があるとか、マゾだといえばそうかもしれませんし、ただ、そこで、その状況で、不自由をきちんと認識して、地味に地道に「自由を手に入れようとした」あげくの小さな発見を信じることができ、それを大切にしたいから、「不自由を手放さない」のだと思います。自由と不自由を冷静に見極める必要があると思うのです。自分という存在から、社会の偏見から、いつだって自由になれる準備と工夫が、そこにはたくさんあったように思いました。もちろんソロでコントラバスを弾くことは、その発想の転換の宝庫ですが、同時にその自由さや自分の想いに、その分とらわれているともいえます。
今回はあっとおどろくカヴァー曲もあります。久しぶりの曲もあります。ぜひみなさまみにきてくださいね!
今日22日はRIQUOさん。RIQUOさんもいつもは、jazzやボサノヴァをピアノ弾き語りで個性的に歌うすばらしい歌手なのに、私とは一風変わったオリジナル。複雑な楽曲は、ソロやもっと適したアンサンブルもあるのでは、と思うこともあるけれど、duoを「不自由」な相手、私のコントラバスを選んでいます。27、29日は石橋幸さん。ロシアアウトカーストの唄。石橋幸さん(タンコさん)も、わざわざロシア語、異国の言葉で歌い続ける「不自由さ」に40年もこだわっている。だから、それを伝えるために工夫する。俳優で、日本語で語ることや歌うことは充分しっているのに。8月4日はダンスワークショップシリーズ。ずいぶん複雑な仕組みを用いています。参加しているダンサーの方々とってそれはやっぱり「不自由」なことだとおもいます。でもこの「不自由さの共有」が、「自由」を手に入れる前提だと思います。不自由万歳??
先日12日のピアノ新井陽子さん、ギター秋山徹次さん、トロンボーン高橋保行さんとの即興演奏も面白かったです。新井さんは何度かご一緒させていただいてますが、秋山さん、高橋さん(10年くらい前私の作曲した曲を演奏してもらったことはあります)とは初めての即興。時々ご一緒させていただいてる方、10年ぶりに会う方、ほぼ初対面な方、たくさん稽古をしたり打ち合わせをする公演が多いので、即興の時はほんとうに音と身体だけになったよう。瞬間の出来事の生成の渦のどまんなかで意識的に自分が存在していることの厳しさや、よろこび、それらを意識する間もなく、常に一瞬先に転がり続けている。ただそこに音と身体がある。私は、いろいろな実際の音楽経験を積んだ後にではなくはじめから、20代はそういう即興でしか得られないような何かを求め、30代では、作曲をしたり、ワークショップ的なパフォーマンスアンサンブルを作ったり、即興をどのように人と「共有」できるのかという試行錯誤をしていたようにも思います。別のアングルや方法で即興という出来事をながめること。
そして、こういう純度の高い即興は、やはり広くは「伝わり」にくいものだと思いました。そして、伝えたいし、分かち合えるものなら分かち合いたい。そのためには、やっぱり即興のライブをやることだけでは私には難しいのかもしれません。一つの美学に貫かれた作品やコンサートにも憧れますが、私はエンターテイメントとしてでも、自己探求としてでも、多様主義ということでもなく、即興に限らずですが、そのような音楽をすることの中にあるいろいろな喜びや苦難、私的なことも社会も歴史も、分かち合える場や作品を模索してゆきたいものだなぁ、と思いました。
学生や種々のワークショップでいつも思うことは、この「不自由」に対して、とても柔軟に真摯に楽しみながら取り組むということ。私のワークショップや授業や作曲する曲は、どうも一般には、「複雑」で「難しい」ということだが、そう簡単に自由を求めたり獲得できたりするものではないし、不自由にしばられるのではなく、この不自由をいかに楽しむかを伝えること。学生は意外にもそういうことを楽しんでくれる、だからこちらはますます本気になる。ということで、課外発表のための作品の戯曲を書いてみました。シベリアの沿岸の街を、劇作家や作曲家や詩人の亡霊たちと、シベリアに流刑された囚人たちの子孫の物語、詩劇。シベリア、佐渡、東北、新潟、朝鮮半島、サハリン、東京を極東を彷徨う亡霊の魂。チェーホフの「かもめ 喜劇」とパウル・ツェランの詩をベースにした「交響曲第16番 かもめ 悲劇」!昨年の公演「ブレヒトオラトリオ」とともに、私のいろいろな活動のすべてがこめられた作品です。夏の稽古も楽しみです。公演は9月2日。王子シアターバビロンのほとりにて。
なぜ、学生がこういうものに取り組むのかというと、単純に「授業料」を(多くな場合親が)既に払ってしまっているからなんですね。だから自分にとって価値のあるかどうかわからないものに対してけっこう気軽に入ってきて、そのなかで楽しみやよろこびをみつけてゆくわけですね。好奇心もあるし、社会的な探求も自己探求もどん欲です。だから、よく覚えるし、自主発表の夏の公演にも多くの学生が参加してくれるし、就職した卒業生も都合を付けて参加したりも。残念ながら、自分だったらそこまでできないなぁ、とか思ってしまいますからね、、。一般ではそうもいきません、やはり、なにものかわからないものに貴重な時間とお金をかけることが難しいからですね。そして、プロの慣れた表現者はもう自分なりの自由を知っているから、そういう「不自由さ」の面倒さにずいぶん戸惑います。ちょっと面倒なことを受け入れれば、ずいぶん楽しめるものなのですが、それが難しい状況であるのはたしか。生きていることだけで、生活することだけで面倒なことばかりですからね。工夫してなんとか広げて行きたいですね。楽しいですよ!
音楽をするということは作曲したり演奏したりするこだけとではない。コントラバスを弾くということは、コントラバスを弾くということだけではない。表現をするということは作品をつくることだけではない。30代終わりの歳だからか、ずいぶん10年区切りで総括してしまいがちだけれど、次の10年は生きていられたら、そういう活動をもっと広げていきたいなぁ、と思いました。台本を書いたり、演出することも、私にとっては、音楽をしたり、コントラバスを弾くことと同じことです。生きていることすべてがそうです。それらのことはすべて、がむしゃらにコントラバスを弾いたり即興演奏した、初期衝動から受けたものを、分かち合いたいがためのものかもしれません。もっともっと音楽を!もっともっとコントラバスを!
7月22日
「夜の対話」 外苑前 zimagine http://www.radio-zipangu.com/zimagine/
昨年毎月演奏した、リコさんのオリジナル曲シリーズ。一区切りのレコーディングを行い、久々です。楽しみ!
RIQUO(Vo,Pf)
OPEN19:00 START19:30 ¥2,500(ドリンク別)
7月27日(日)(わたしが構成します) 西荻窪 音や金時
7時30分開演 ( 開場6時30分 )
演奏
石橋 幸 (うた)
後藤ミホコ(acc)
石塚俊明(per)
小沢あき(g)
服部将典(b)
河崎純(b)
是非ご来場ください。
音や金時 → JR西荻窪 北口を線路沿いに新宿方向 徒歩で5分
(土、日、祝日は快速通過、各駅停車をご利用ください)
杉並区西荻北2-2-14 喜志コーポB1
TEL: 03-5382-2020
7月29日 (火)新大久保ウルガ
open 19:00 start 19:30 前売.¥2500 (+1order) / 当日.¥3000 (+1order)
石橋幸(vo) 後藤ミホコ(acc) 石塚俊明(per) 小沢あき(g)河崎純(b)
新宿区 歌舞伎町 2-42-16 第2大滝ビル B1 Tel & Fax: 03-5287-3390
ダンス ワークショップ 神田楽道庵
7月7日 8月4日 9月1日 http://www2.plala.or.jp/rakudoan/
私のいろいろな活動では、歌でたとえると、ひとりで歌う歌と合唱の間にある出来事をとらえなおすような感じ、と自分で思っています。ダンスの活動はみなさんソロ活動がとても多いように思えます。さまざまな事情もあると思い、目の当たりにすれば、その自己探求にはいつも感服してしまいます。しかしちょっと遠目から見ると、そのインナートリップが少し、閉塞感、窮屈さを感じさせないでもない。このワークショップを通じて、振付けられた群舞や即興的な独舞とも異なる、ダンス作品を音楽家の視点で演出してみなさんと作品をつくりたいなぁ、と密かに目論んでいます。ダンサーじゃない方もたくさん来てくれると嬉しいなぁ。
uni-marca/ユニ・マルカ ライブ 8月2日
- 柴田暦 (vocal) -河崎純 (contrabass)
2014年8月2日(土)20:00start (19:15 open)
at:公園通りクラシックス(080-6887-5957)
渋谷駅徒歩4分/AppleStore向かい/山手教会B1F
http://k-classics.net/
charge:予約/2,700yen 当日/3,000yen
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真夏の夜は遅めのスタート。
土曜日だから、暑さがひいてから慌てずゆっくり出掛けてね。
サラリと軽く涼しげに。
夏らしいライブにするよ。
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ご予約は上記、公園通りクラシックスの電話、
サイト内予約ページ、または
talk.to.unimarca@gmail.com まで。
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uni-marca/ユニ・マルカ
英語と伊語による造語。「一商標」の意。
・uni[英語/接頭語]・・・一、単
・marca[伊語/名詞]・・・商標、会社名、印、マーク、ブランド
<ユニ・マルカ>基本情報、よろしければこちらでどうぞ
http://www.uni-marca.jp/
小さな喫茶店 (In einer kleinen Konditorei) 20140417
昨日は、8月2日のUni-Marcaライブのためのリハーサル。ヴォーカルの柴田暦さんとのこのユニットもずいぶん長い。もう15年近くだなぁ。ゆったりとマイペースに活動しています。ただ生きているだけでずいぶんいろいろなことを経験し、音楽や作品を作ることだけだって、ずいぶんと頭の中や身体の中にいろいろな経験や情報が蓄積されている。そしてこの現代の社会では情報と言えばかなり複雑かつ多様だから、そこに拘ったり囚われてしまっていることもあるわあけで、そういうことと上手くつきあって行くのはやはり難しいことです。
Uni-Marcaのリハーサルでも、いつも「我々、さすが長くやってきているだけあるな」とかいって自画自賛したり、なかなか新しい曲の、答え、アレンジが見つけることができず、うなったり。いま書いたように経験や知識や情報が蓄積されている分難しくなっている、ということもあるのだと思います。
今日、リハーサル中ファイルから楽譜をさがしていたら、CDのライナーノートもかいてくださった音楽文芸批評家の小沼純一さんが、かつてコンサートのチラシに
「ユニ・マルカは歌とコントラバスだけの不自由さが魅力的。でも、不自由さを手放さずに自由を手に入れるには?」
という言葉を書いてくださり、さすがに上手に言い表してくださるものだ、と思いました。そう、そのために、ずいぶん工夫しましたし、新しい工夫もしています。不自由さを自由に転換してしまう発想はいつだって私が生きる、創作をする支えですが、自ら「不自由を手放さない」とはどういうことでしょうかねぇ。その余裕があるとか、マゾだといえばそうかもしれませんし、ただ、そこで、その状況で、不自由をきちんと認識して、地味に地道に「自由を手に入れようとした」あげくの小さな発見を信じることができ、それを大切にしたいから、「不自由を手放さない」のだと思います。自由と不自由を冷静に見極める必要があると思うのです。自分という存在から、社会の偏見から、いつだって自由になれる準備と工夫が、そこにはたくさんあったように思いました。もちろんソロでコントラバスを弾くことは、その発想の転換の宝庫ですが、同時にその自由さや自分の想いに、その分とらわれているともいえます。
今回はあっとおどろくカヴァー曲もあります。久しぶりの曲もあります。ぜひみなさまみにきてくださいね!
今日22日はRIQUOさん。RIQUOさんもいつもは、jazzやボサノヴァをピアノ弾き語りで個性的に歌うすばらしい歌手なのに、私とは一風変わったオリジナル。複雑な楽曲は、ソロやもっと適したアンサンブルもあるのでは、と思うこともあるけれど、duoを「不自由」な相手、私のコントラバスを選んでいます。27、29日は石橋幸さん。ロシアアウトカーストの唄。石橋幸さん(タンコさん)も、わざわざロシア語、異国の言葉で歌い続ける「不自由さ」に40年もこだわっている。だから、それを伝えるために工夫する。俳優で、日本語で語ることや歌うことは充分しっているのに。8月4日はダンスワークショップシリーズ。ずいぶん複雑な仕組みを用いています。参加しているダンサーの方々とってそれはやっぱり「不自由」なことだとおもいます。でもこの「不自由さの共有」が、「自由」を手に入れる前提だと思います。不自由万歳??
先日12日のピアノ新井陽子さん、ギター秋山徹次さん、トロンボーン高橋保行さんとの即興演奏も面白かったです。新井さんは何度かご一緒させていただいてますが、秋山さん、高橋さん(10年くらい前私の作曲した曲を演奏してもらったことはあります)とは初めての即興。時々ご一緒させていただいてる方、10年ぶりに会う方、ほぼ初対面な方、たくさん稽古をしたり打ち合わせをする公演が多いので、即興の時はほんとうに音と身体だけになったよう。瞬間の出来事の生成の渦のどまんなかで意識的に自分が存在していることの厳しさや、よろこび、それらを意識する間もなく、常に一瞬先に転がり続けている。ただそこに音と身体がある。私は、いろいろな実際の音楽経験を積んだ後にではなくはじめから、20代はそういう即興でしか得られないような何かを求め、30代では、作曲をしたり、ワークショップ的なパフォーマンスアンサンブルを作ったり、即興をどのように人と「共有」できるのかという試行錯誤をしていたようにも思います。別のアングルや方法で即興という出来事をながめること。
そして、こういう純度の高い即興は、やはり広くは「伝わり」にくいものだと思いました。そして、伝えたいし、分かち合えるものなら分かち合いたい。そのためには、やっぱり即興のライブをやることだけでは私には難しいのかもしれません。一つの美学に貫かれた作品やコンサートにも憧れますが、私はエンターテイメントとしてでも、自己探求としてでも、多様主義ということでもなく、即興に限らずですが、そのような音楽をすることの中にあるいろいろな喜びや苦難、私的なことも社会も歴史も、分かち合える場や作品を模索してゆきたいものだなぁ、と思いました。
学生や種々のワークショップでいつも思うことは、この「不自由」に対して、とても柔軟に真摯に楽しみながら取り組むということ。私のワークショップや授業や作曲する曲は、どうも一般には、「複雑」で「難しい」ということだが、そう簡単に自由を求めたり獲得できたりするものではないし、不自由にしばられるのではなく、この不自由をいかに楽しむかを伝えること。学生は意外にもそういうことを楽しんでくれる、だからこちらはますます本気になる。ということで、課外発表のための作品の戯曲を書いてみました。シベリアの沿岸の街を、劇作家や作曲家や詩人の亡霊たちと、シベリアに流刑された囚人たちの子孫の物語、詩劇。シベリア、佐渡、東北、新潟、朝鮮半島、サハリン、東京を極東を彷徨う亡霊の魂。チェーホフの「かもめ 喜劇」とパウル・ツェランの詩をベースにした「交響曲第16番 かもめ 悲劇」!昨年の公演「ブレヒトオラトリオ」とともに、私のいろいろな活動のすべてがこめられた作品です。夏の稽古も楽しみです。公演は9月2日。王子シアターバビロンのほとりにて。
なぜ、学生がこういうものに取り組むのかというと、単純に「授業料」を(多くな場合親が)既に払ってしまっているからなんですね。だから自分にとって価値のあるかどうかわからないものに対してけっこう気軽に入ってきて、そのなかで楽しみやよろこびをみつけてゆくわけですね。好奇心もあるし、社会的な探求も自己探求もどん欲です。だから、よく覚えるし、自主発表の夏の公演にも多くの学生が参加してくれるし、就職した卒業生も都合を付けて参加したりも。残念ながら、自分だったらそこまでできないなぁ、とか思ってしまいますからね、、。一般ではそうもいきません、やはり、なにものかわからないものに貴重な時間とお金をかけることが難しいからですね。そして、プロの慣れた表現者はもう自分なりの自由を知っているから、そういう「不自由さ」の面倒さにずいぶん戸惑います。ちょっと面倒なことを受け入れれば、ずいぶん楽しめるものなのですが、それが難しい状況であるのはたしか。生きていることだけで、生活することだけで面倒なことばかりですからね。工夫してなんとか広げて行きたいですね。楽しいですよ!
音楽をするということは作曲したり演奏したりするこだけとではない。コントラバスを弾くということは、コントラバスを弾くということだけではない。表現をするということは作品をつくることだけではない。30代終わりの歳だからか、ずいぶん10年区切りで総括してしまいがちだけれど、次の10年は生きていられたら、そういう活動をもっと広げていきたいなぁ、と思いました。台本を書いたり、演出することも、私にとっては、音楽をしたり、コントラバスを弾くことと同じことです。生きていることすべてがそうです。それらのことはすべて、がむしゃらにコントラバスを弾いたり即興演奏した、初期衝動から受けたものを、分かち合いたいがためのものかもしれません。もっともっと音楽を!もっともっとコントラバスを!
7月22日
「夜の対話」 外苑前 zimagine http://www.radio-zipangu.com/zimagine/
昨年毎月演奏した、リコさんのオリジナル曲シリーズ。一区切りのレコーディングを行い、久々です。楽しみ!
RIQUO(Vo,Pf)
OPEN19:00 START19:30 ¥2,500(ドリンク別)
7月27日(日)(わたしが構成します) 西荻窪 音や金時
7時30分開演 ( 開場6時30分 )
演奏
石橋 幸 (うた)
後藤ミホコ(acc)
石塚俊明(per)
小沢あき(g)
服部将典(b)
河崎純(b)
是非ご来場ください。
音や金時 → JR西荻窪 北口を線路沿いに新宿方向 徒歩で5分
(土、日、祝日は快速通過、各駅停車をご利用ください)
杉並区西荻北2-2-14 喜志コーポB1
TEL: 03-5382-2020
7月29日 (火)新大久保ウルガ
open 19:00 start 19:30 前売.¥2500 (+1order) / 当日.¥3000 (+1order)
石橋幸(vo) 後藤ミホコ(acc) 石塚俊明(per) 小沢あき(g)河崎純(b)
新宿区 歌舞伎町 2-42-16 第2大滝ビル B1 Tel & Fax: 03-5287-3390
ダンス ワークショップ 神田楽道庵
7月7日 8月4日 9月1日 http://www2.plala.or.jp/rakudoan/
私のいろいろな活動では、歌でたとえると、ひとりで歌う歌と合唱の間にある出来事をとらえなおすような感じ、と自分で思っています。ダンスの活動はみなさんソロ活動がとても多いように思えます。さまざまな事情もあると思い、目の当たりにすれば、その自己探求にはいつも感服してしまいます。しかしちょっと遠目から見ると、そのインナートリップが少し、閉塞感、窮屈さを感じさせないでもない。このワークショップを通じて、振付けられた群舞や即興的な独舞とも異なる、ダンス作品を音楽家の視点で演出してみなさんと作品をつくりたいなぁ、と密かに目論んでいます。ダンサーじゃない方もたくさん来てくれると嬉しいなぁ。